ぼくらは、トレジャーハンター。〜産地でみつける食材以外の宝物〜

ぼくらは、トレジャーハンター。
〜産地でみつける食材以外の宝物〜

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  • UPDATE|2018.05.08

電話やメールじゃ得られないものを。

農畜水産物の流通支援プラットフォーム「SEND」では、日々、全国の生産者さんから新鮮で美味しい食材を届けていただいています。できる限り手間なく新鮮な状態で届けて頂くために、普段は東京にいるスタッフが電話やチャットを通して、生産計画の相談や、出荷をサポート。しかし、それだけでは得られない発見を探すべく、ぼくらは定期的にオフィスを飛び出して、全国各地で「産地キャラバン」を行っています。

架け橋を、もっと太く、もっと長く。

ぼくらが常に意識しているのは、生産者さんとレストランの橋渡し役であるということ。生産者さんがどういった想いやこだわりをもってつくっているのかはもちろんのこと、産地や食材の魅力を余すことなくお伝えできるように、畑周辺の気候や土壌環境にも目配せしながら、産地を巡り歩いています。

生産者さんの畑に伺うと、いつも送っていただいている野菜の脇に、見慣れない野菜が育てられていることがあります。「この野菜は何ですか?」と聞いてみると、「実は少し土地が余ったから自分の家で食べるくらいしかないけど、実験的につくってみてるんだよ。」といったことも。

「えっ、これはまだ出荷していないんですね。この野菜、実は東京のレストランでとても人気があるので、次期から、もう少し生産量を増やすことはできますか?」

こういった会話のなかでの発見から新しい食材の開拓に繋がることもあります。
普段の電話やメールでは分からないことが畑には、あちらこちらに転がっているので、見落とすことがないように、トレジャーハンターのように産地を歩きます。もし、みなさんの周りにある畑でもキョロキョロしながら歩いている怪しい人をみかけたら、ぼくらの仲間かもしれません。
※プラネット・テーブルでは訪問時に名刺を提示し、承諾を得てから畑に入っています!

地域に物流拠点をつくるプロジェクト。

「SEND」のサービスが始まって3年、おかげさまで順調に取り扱う生産物の量も販売数も増えてきました。流通支援のプラットフォームとして、ただ量を増やすのではなく、畑で収穫された食材の鮮度を落とさずに、ムダなく届けることが、ぼくらの使命です。それを実現するために、現在、大きな収穫量が見込める産地では、集荷と出荷の物流拠点をつくるプロジェクトを進めています。

産地拠点では、周辺地域の生産者の方に、収穫した食材を直接もってきてもらったり、スタッフが集荷に伺うことで、地域ごとに出荷量をまとめていきます。ある程度の量をまとめられると飛行機や列車での出荷が可能になるため、配送料も抑えられ、東京まで通常2日かかってしまう場所であっても、半日から1日で届けられるようになります。これまで届けられなかった食材も、新鮮な状態でみなさんの口に運べる日も近いかもしれません。現在、飛騨高山や熊本で産地拠点のプロジェクトが進行していますが、他にも私の地域にも欲しいといったご要望がありましたら、ぜひお声掛けください。

たのしいから、行く。

ぼくらが産地に出かける理由を書いてきましたが、たしかに「産地の魅力を伝えること」「地域の物流拠点をつくること」このどちらも大切にしていることです。けれど、ぼくらが行動する理由はもっと単純で「食とつながることをたのしむ」ということです。つくられた食べものが、無駄なく人に食べられること。 必要な食べものが持続的につくられ、行き届くこと。食に関わるすべての人の、豊かな未来の実現のために。これからも産地キャラバンに出かけていきます。

AUTHOR | 辻 慎太郎

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